医学部受験問題にも
先週末、長崎でのメカトロセミナー(今後、各メカトロクラグでの講習会をそう呼びます)にて、キルヒホッフの法則やホイートストンブリッジについて説明しましたが、大学入試(滋賀医科大学*平成24年度・物理)にも応用問題として出題されています。

図1に示す回路を考える。抵抗Aは可変抵抗で、抵抗D、Eの抵抗値はR、抵抗B、Fの抵抗値は2Rとし、電池の起電力はVとする。図1に示すような向きにA、B、Eを流れる電流をそれぞれ I1 、I2 、I3 とする。
問1.スイッチSを閉じ、Aの抵抗値を調節して、Eを流れる電流 I3 を0とする。その場合のAの抵抗値を求めよ。
問2.スイッチSを閉じたまま、Aの抵抗値をRに変える。その場合の I3 を、キルヒホッフの法則を用いて得られる I1 、I2 、I3 間の関係式を用いて求めよ。
以下は省略しますが、七日(土)の講習中に説明した内容で、十分に解ける問題です。それほど難しいものではありません。
世間一般の、自動車整備士に対する見方は、決してその地位を高いものとして捉えてはいません。むしろ、”車屋”という、侮蔑を込めた呼びかたをされることの方が多いはずです。それは、医師や弁護士のように勉強が出来ないとなれない職業ではなく、不良上がりの更生施設の代用として自動車整備工場が存在していると、テレビ番組などにより洗脳されてしまっているからに他なりません。これは明らかな職業差別であり、自分達よりも遥かに下の地位にあるものとしての仕打ちと言えます。
ところが実際には、自動車のシステムはそれほど簡単ではなく、高度な診断技術を要する故障も多く存在します。そういったトラブルに対処するため、我々は日夜、研鑽を重ねているにも関わらず、自動車整備士の地位向上にはつながっていないというのが現状です。
我々に対する誤認を払拭するためにも、メカトロセミナーでは、上のような内容も学んでいるということを知らせる必要があると感じています。それどころか我々は、このような基礎の上にある難解なトラブルシューティングを、テスタやオスロスコープなどを用いて診断しているという事実も知らしめることをしなければなりません。
自動車整備士に対する世間の間違った考え方を正すのも、メカトロクラブの大きな役割と考えています。来年には愛媛にも伺うことになるようです。こちらでも「メカトロクラブ四国」として、その一端を担っていただきたいと思います。野間さん、よろしくお願いしますね。
株式会社アサダ自動車商会
代表取締役 浅田 純一

図1に示す回路を考える。抵抗Aは可変抵抗で、抵抗D、Eの抵抗値はR、抵抗B、Fの抵抗値は2Rとし、電池の起電力はVとする。図1に示すような向きにA、B、Eを流れる電流をそれぞれ I1 、I2 、I3 とする。
問1.スイッチSを閉じ、Aの抵抗値を調節して、Eを流れる電流 I3 を0とする。その場合のAの抵抗値を求めよ。
問2.スイッチSを閉じたまま、Aの抵抗値をRに変える。その場合の I3 を、キルヒホッフの法則を用いて得られる I1 、I2 、I3 間の関係式を用いて求めよ。
以下は省略しますが、七日(土)の講習中に説明した内容で、十分に解ける問題です。それほど難しいものではありません。
世間一般の、自動車整備士に対する見方は、決してその地位を高いものとして捉えてはいません。むしろ、”車屋”という、侮蔑を込めた呼びかたをされることの方が多いはずです。それは、医師や弁護士のように勉強が出来ないとなれない職業ではなく、不良上がりの更生施設の代用として自動車整備工場が存在していると、テレビ番組などにより洗脳されてしまっているからに他なりません。これは明らかな職業差別であり、自分達よりも遥かに下の地位にあるものとしての仕打ちと言えます。
ところが実際には、自動車のシステムはそれほど簡単ではなく、高度な診断技術を要する故障も多く存在します。そういったトラブルに対処するため、我々は日夜、研鑽を重ねているにも関わらず、自動車整備士の地位向上にはつながっていないというのが現状です。
我々に対する誤認を払拭するためにも、メカトロセミナーでは、上のような内容も学んでいるということを知らせる必要があると感じています。それどころか我々は、このような基礎の上にある難解なトラブルシューティングを、テスタやオスロスコープなどを用いて診断しているという事実も知らしめることをしなければなりません。
自動車整備士に対する世間の間違った考え方を正すのも、メカトロクラブの大きな役割と考えています。来年には愛媛にも伺うことになるようです。こちらでも「メカトロクラブ四国」として、その一端を担っていただきたいと思います。野間さん、よろしくお願いしますね。
株式会社アサダ自動車商会
代表取締役 浅田 純一
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