追補 その三
追補も、その三となれば追補を意味するのか???怪しいところですが、まあそれはそれとして・・・。
その一で、「故障波形に傾向はあっても定型はない」と書きましたが、プラグの異常にも典型的なものから変わったものまでが見られます。

上の写真は、スパークプラグが磨耗しエンジンが震えるというような症状の場合によく見られる波形ですが、プラグ不良の典型例と言えるものです(以前にも掲載)。
ところが、プラグの不良は磨耗だけではありませんね。燃焼室に混入したエンジンオイルで汚損された場合、スパークラインにかなりの乱れが生じます。アイドリングでは一見正常に見えましたが、エンジン回転数を上げると下の写真のようにスパークラインが大きく乱れます。(第三気筒)

日産・クリッパー(三菱OEM)のエンジン不調で、他業者からの依頼で診断したものです。スパークプラグを交換したものの、エンジンの震えも止まらず、吹き上がりも悪いので診て欲しいというものでした。

問題のない他の気筒(第二気筒)と比べても、その乱れの激しさがよく判りますね。
更にこの状態が進行しますと、プラグがくすぶり出し、イグニションコイルの異常かと思えるような波形が現れる場合があります。

*フォルクスワーゲン・アウディ*
こちらも燃焼室にエンジンオイルが混入したものです。根本的に、燃焼室へのオイル漏れを直さないことには、トラブルの解消は望めません。
これまでの記事で、スパークプラグの汚損による異常の例を掲載していなかった(はずな)ので、追補に加えておきます。
authorized by 浅田 純一
その一で、「故障波形に傾向はあっても定型はない」と書きましたが、プラグの異常にも典型的なものから変わったものまでが見られます。

上の写真は、スパークプラグが磨耗しエンジンが震えるというような症状の場合によく見られる波形ですが、プラグ不良の典型例と言えるものです(以前にも掲載)。
ところが、プラグの不良は磨耗だけではありませんね。燃焼室に混入したエンジンオイルで汚損された場合、スパークラインにかなりの乱れが生じます。アイドリングでは一見正常に見えましたが、エンジン回転数を上げると下の写真のようにスパークラインが大きく乱れます。(第三気筒)

日産・クリッパー(三菱OEM)のエンジン不調で、他業者からの依頼で診断したものです。スパークプラグを交換したものの、エンジンの震えも止まらず、吹き上がりも悪いので診て欲しいというものでした。

問題のない他の気筒(第二気筒)と比べても、その乱れの激しさがよく判りますね。
更にこの状態が進行しますと、プラグがくすぶり出し、イグニションコイルの異常かと思えるような波形が現れる場合があります。

*フォルクスワーゲン・アウディ*
こちらも燃焼室にエンジンオイルが混入したものです。根本的に、燃焼室へのオイル漏れを直さないことには、トラブルの解消は望めません。
これまでの記事で、スパークプラグの汚損による異常の例を掲載していなかった(はずな)ので、追補に加えておきます。
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