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従来からのスパークラインの考え方

私の本にも書いてありますが、スパークラインについては従来から、その前後に分けて診断するという見方があります・
スパークライン
例によって例の如く、また誤植があります。イラストや説明文の”中部抵抗部”は”内部抵抗部”の間違いです。この本は、ちょくちょく間違っているところがありますから気をつけていただきたいのですが、今さら手に入るものでもありませんので、ここで訂正出来るものは書き直しています。

オシロスコープを使いだした頃、色々な文献を読むとスパークラインの前後で異常箇所を見つけられるように書かれていることがありましたが、自分で仕事を進めていく内に、どうもそればかりではないことに気がつき始めました。
プラグコード断線
もちろん、上の点火二次波形のようにプラグコードが断線したような場合では、スパークライン前半、つまり外部抵抗部に異常が現れる典型的な事例もありますが、こういったことが必ず当てはまるわけではないことも知っておくべきだと考えます。

例えば、点火波形の基本的な観方についての最後に、レガシィとボルボの異常波形を掲載していますね。それらはいずれもイグニションコイル本体(外部抵抗部)よりのリークですが、どちらかと言えばスパークライン後半に乱れが見えています。この部分の異常を「燃焼状態」と解釈すれば、それはそれで内部に当たるのかも知れませんが、個人的な見解としては、あまりこのことに囚われる必要はないと思います。

「教科書に書いてあることを信じない。常に疑いを持って本当はどうなんだろうという心を大切にする」ノーベル賞を受賞された本庶佑先生の名言です。

下のイラストの〇部は、少しアクセルを踏み込んだ際に現れた乱れですが、これをどう解釈するかとなると、従来の通り一遍な診方では判別が困難ですね。スパークラインの前半に問題があるようにも、後半に何かが隠されているようにも見えます。
エンコン
この事例の場合は、エンジンコンディショナによる燃焼室や吸気系の清掃を行うことで、波形は正常に戻りました。当該自動車の場合、アサダ自動車オリジナルの「ハイテク診断」という整備商品で入庫されましたので、点火波形だけではなく、インジェクタ波形やオルタネータのリプル波形なども同時に観察しています。それらから総合判断して、エンジンコンディショナの使用に至ったわけです。

ここまで、私の知りうる点火波形診断について色々な所見を書き連ねていますが、点火波形の観測だけで全ての故障を判別し診断を下すことは、もちろん簡単に出来る場合もありますが、かえって誤診を招くこともあり得るということを肝に銘じておいたほうが良いでしょう。非常に便利で有用なイグニションアナライザとて、万能の機器ではありません。手持ちの一診断機に過ぎないということも事実です。

ただし、とても頼れる相棒であることは否めないと考えているんですよぅ。そうですよねぇ~冠城くん

authorized by 浅田 純一
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