着々と

一級自動車整備士用・シャシ電子制御装置のテキストを、噛み砕くようにじっくりとお読みになられておられる社長さまでございますが、着々と日々、少しずつ進んでおられるようでございます。

内容の把握がどのような具合かとお尋ねいたしましたところ、試験用といたしましてはパターン化されたものを理解すれば良いとのことでございますが、社長さまが目指しておられるところは、少々違うようでございます。

「１０・５・５の理論は極めて基礎的なことやから、これからの講習会には、それに加えてもうちょっと複雑なことも取り入れてグレードアップせないかんわ。盛岡の講習内容も基本からやってくれとのことやし、一級の内容を盛り込んだほうがええなあ」とつぶやいておられるのでございます。

「結局、電気の基本診断には黒坊主の理解がないとアカンわ」とも仰っておられるのでございます。長崎での講習会でも、黒坊主は大変に盛り上がったとのことでございますが、複雑なトラブルも、まずは基本的な電気の、文字通り”流れ”をつかむことが先決でございますね。

十人十色

経営者として著名な方々が、色々なご自分のお考えを書き残しておられますが、皆それぞれ違った角度からのお話でございますね。

十人十色とは申しますが、百人百様のやり方での経営手腕を発揮されておられるようでございます。ただし、みなさまに共通して申せますことは、どなたもお仕事がお好きで、また社会に役立つことを常に心がけておられるということでございますね。

殊に「松下幸之助」翁は、”企業は公器であり納税は多大なる社会貢献である”ということもお記しになられておられます。お役に立った分だけ見返りとして帰ってくるものでございまして、悪銭は決して身につかないということも忘れてはならないのでございます。