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トリガー*同期をかける

昨日、須藤さんとお話をした中で、オシロスコープの画面に波形は出せても静止できずにいる人が多い、という情報が入りました。断っておきますが、オシロスコープをあまり使っていない方々についてのことなので、使いこなしている方は無関係ですので、この先を読む必要はありません。

さて、波形を静止できない問題点は、トリガー(引き金)にあります。取り込んだ波形が流れて見難いということは、波形の始点が決まっていないということですから、そのポイントを設定してやる必要があります。
立下り
上の図で、点αは波形の範囲内になく、ずっと上にあるので、これでは波形は右から左に流れて静止しません。点βの位置までトリガーポイントを下げると、図のように波形が静止したように見えます。これはプリンタ出力したものなので完全に止まっているのは当たり前ですが。

オレンジ内に↓NORMと印刷された文字がありますが、これは、波形が立ち下がった所でトリガーがかかり、同期モードを手動掃引しているということを示しています。この同期モードをAUTOにしたままで波形が静止できないという場合、NORMモードに切り替えてみると見やすくなることがあります。

次の図は、同じ波形の位置がずれていますが、それは、赤枠内の矢印が上向きにかわっているからです。波形の立ち上がる所でトリガーがかかり、ここを始点に波形がなぞられていることを現しています。
立上り

今、”波形がなぞられている”と書きましたが、これは、ブラウン管オシロスコープでは、電子銃からの電子ビームが何度も同じところをなぞるように波形を写し出していることを意味します。下のイラストは、電子銃を持ったビームマンが、青い点を始点とした同じ波形を描いている様子ですが、まあ、こういうことがオシロスコープの中で行われているという風に考えていただくとわかりやすいかと思います(ミクロの決死圏?)。
ビームマン
波形診断の第一は、同期をかけて波形を診るということです。これ無くして、オシロスコープの波形診断は成り立ちません。

ところが、かつて自動車工学誌でオシロを使った記事を書いておられた偉い先生が、燃料噴射波形の診断について、「止められなくても、STOPスイッチを押して止めればいい。上手く止まれば、今日は体調がいいなぁ、くらいに思っとけばいい」と言われた時は、椅子から転げ落ちるかと思うくらい驚きました。

この先生はインジェクタ波形の掃引時間についても、5ms~10ms/DIVほどで観察していたので、そのことについても議論しましたが、「オシロでインジェクタ波形から見られるのは正常に動いているかどうかだけだ」と主張していました。その主張が明らかに間違っていることは、以後の私の整備記事などでも証明されていることでしょう。私があちこちで教科書掲載の噴射波形の時間軸をおかしさを吹聴したためか否か、今や、2級のテキストですら0.5ms/DIVになっているようですからね。

スカイラインを作っていたというあの先生、お元気にされておられるのでしょうか?

authorized by 浅田 純一
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