オシロスコープで解決
貝塚の新北ホンダ・北村さんからご相談を受け、波形を送っていただきました。スズキワゴンR(MH34S)・平成28年式、エンジン型式はR06Aの走行45000kmとのことです。
ユーザーの訴えは、自宅から幹線道路に出るまでの峡路で、エンジン回転数2000~2300rpm付近で低速走行する際に、ギクシャクした走りをするというものでした。
早速に試運転に出かけたものの、ユーザーが訴える症状は出ることなく、スズキのCVTにありがちなジャダーのような感じがするとのことで、三週間前、長崎の講習会で私がそのことにも触れたので、”ギクシャク走る”とはひょっとしてそのことを言っているのかも知れないということで、うちでも使用しているアッシュのATFを交換されました。
結果的には、残念ながら不具合箇所はここではありませんでしたが、スズキのあのフィーリングの悪い、船酔いでも起こすかと思えるような走りは改善されてくるはずですから、それはそれとして良いことです。
スキャンツールなどを用いて色々と調べていくうちに、エア・フロー・メータの波形診断をすることになり、馴染みの波形と違うということで送ってもらったものがコレです。

明らかに、エア・フロー・メータ異常波形です。以前に、佐藤さんから送っていただいた、ジャガーの故障例(令和2年5月5日)の記事にある故障波形と似た特性があるようですね。
で、新品と交換すると、下のように綺麗な波形に変わりました。
ちっちゃいねん

えっ~、小さいので見難い?はいはい、では

いつもの馴染みの波形のように角が立った感じがありませんが、それはこの自動車が、停止した状態では空ぶかしをしても急速にエンジン回転数が上がらないような制御になっていることが原因だと思います。
と言うことで、どうやらとエンジン不調のトラブルは解決した様子です。ただ、コトコトとプラスチックが干渉するような異音が発生しているようで、そちらの原因はまだ掴めていないようです。
まあここまでは、「悪くはないねん。けど、ベストじゃないねん」ということですな、北村さん。
authorized by 浅田 純一
ユーザーの訴えは、自宅から幹線道路に出るまでの峡路で、エンジン回転数2000~2300rpm付近で低速走行する際に、ギクシャクした走りをするというものでした。
早速に試運転に出かけたものの、ユーザーが訴える症状は出ることなく、スズキのCVTにありがちなジャダーのような感じがするとのことで、三週間前、長崎の講習会で私がそのことにも触れたので、”ギクシャク走る”とはひょっとしてそのことを言っているのかも知れないということで、うちでも使用しているアッシュのATFを交換されました。
結果的には、残念ながら不具合箇所はここではありませんでしたが、スズキのあのフィーリングの悪い、船酔いでも起こすかと思えるような走りは改善されてくるはずですから、それはそれとして良いことです。
スキャンツールなどを用いて色々と調べていくうちに、エア・フロー・メータの波形診断をすることになり、馴染みの波形と違うということで送ってもらったものがコレです。

明らかに、エア・フロー・メータ異常波形です。以前に、佐藤さんから送っていただいた、ジャガーの故障例(令和2年5月5日)の記事にある故障波形と似た特性があるようですね。
で、新品と交換すると、下のように綺麗な波形に変わりました。
ちっちゃいねん



えっ~、小さいので見難い?はいはい、では

いつもの馴染みの波形のように角が立った感じがありませんが、それはこの自動車が、停止した状態では空ぶかしをしても急速にエンジン回転数が上がらないような制御になっていることが原因だと思います。
と言うことで、どうやらとエンジン不調のトラブルは解決した様子です。ただ、コトコトとプラスチックが干渉するような異音が発生しているようで、そちらの原因はまだ掴めていないようです。
まあここまでは、「悪くはないねん。けど、ベストじゃないねん」ということですな、北村さん。
authorized by 浅田 純一
スポンサーサイト