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エア・フロー・メータ異常

エンジンチェックランプが点灯しスキャンツールを使用すると、”O2センサリーン異常”というコードが出力された時、当然にOセンサの点検は必要ですが、ここでも点検の仕方を間違える場合があります。

リーン異常なので、フェイルセーフ機能などを用いて積極的に燃料噴射量を増量させ、その様子をオシロスコープやスキャンツールで観測します。多くの場合、O2センサは正常に働いていることかと思いますが、どうもここでO2センサの魔術に引っかかる人が多いようです。

2センサの波形が正常に出力されておれば、それ自体に問題はありません(おっ~言い切りよったな)。リーンをリッチにして波形がきれいに出ていれば、もっとも、リッチにする以前にも波形はきれいに出ていると思いますが、Oセンサに異常があるとは考えにくいでしょう。

ユーザーに症状を聞くと、走行中に加速不足を感じ、その後にチェックランプが点灯したというような応えがかえってくることが多いのではないでしょうか。加速時に力不足を感じるという現象には色々な要因がありますが、イグニションアナライザを用いて点火系統の点検を済ませると便利です。

で本題ですが、uScopeを使ってエア・フロー・メータの信号波形を取り込みました。
異常波形1
上の写真は、アクセルを強く踏んで素早く放すことを繰り返したものですが、異常波形です(エッどこが!?)。正常波形と比べてみましょう。
正常波形1
電圧軸、時間軸ともに同じものです。異常が二つで正常が三つなのは、同じ時間内でも、正常な時はそれだけスムースに吹き上がっているからです。異常な方は加速不良なので立ち上がりが悪く、もたついているからですね。1S/DIVなので全体で12秒です。

時間軸を変えて見てみます。同様に上が異常波形で下が正常波形です。500ms/DIVですから、全体で6秒になりました。
異常波形2
正常波形2
さらに掃引時間を200ms/DIVとしました。上・異常、下・正常の配置は同じです。全体で2.2秒しかありません。
異常波形3
正常波形3
いずれの場合もアイドリングでは1.2Vほどの出力で、決してエンジンが震えているというようなこともありません。よって、セルフダイアグノーシスでのコードは入りません。しかし、加速時にブルブルと振るえが出るといった症状が見られます。

200ms/DIVの波形から判ることは、異常波形において、急加速瞬時の立ち上がり電圧が低いこと、そして、大気圧後の傾斜が緩やかになっていることで、エア・フロー・メータ内の制御部から流される電流値が小さいということを示しています。燃料基本噴射時間に関わる大切な項目ですから、噴射量が不足することはお解りかと思います。故障コードにOセンサリーン異常が現れるのは、こういうプロセスを経ているということですね。
エア・フロー・メータ
二級ガソリン自動車テキスト・エンジン編には、そのことがさらっと書かれていますね、実にさらっと。uScopeのようなオシロスコープを使いますと、こういった内容の理解をさらに深めることが出来るはずです。来るべき時に備え、今から必死に勉強しないと

authorized by 浅田 純一
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