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宿題の答え合わせ

一昨日、佐藤さんからいただいた宿題の答え合わせですが、まずは下の波形をご覧ください。
相関コンプレッション波形
あの後、何度か相関コンプレッション波形の取り込みをされていく内に、波形に変化が見られるようになったとのことで、27日のものと比べても、山がとても低くなっています。要するに、圧縮が段々となくなってきている様ですが、それにしても一様に平たくなって来ているのは、一体どういうわけか?

バルブクリアランスを調べると、不可解な結果に・・・。もうこれは、ヘッドを外すしかないということで、シリンダヘッドを外したところが下の写真です。
何じゃこりゃ?
何じゃ?こりゃ?バルブに布のような異物が!

どこかの整備工場の仕業なのか、それともマニアックな誰かが仕出かしたことなのか、インテークマニホールドにも同様のものが入っていたとのことです。整備中に、異物の混入を防ぐための置いておいたウエスか何かを外し忘れ、これまでは幸運にもエンジン本体まで吸い込まれることなく済んでいたものが、燃焼室にまで吸い込まれてしまったのでしょうかねぇ(ファイバースコープ要るわっ)。
はあ~あっ???
きっとエンジンの調子は悪かったと思うんですが、詳しい経緯はわかりません。その辺は、また佐藤さんがコメントして下さるでしょう。

というわけで、答えは、エンジンに布切れが入っていた・・・でした。

トラブルちゃあトラブルやけど、こんなん正味の故障ちゃうし(==:)


あぁ、浅田 純一 で・し・た~

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宿題もらいました

福島の佐藤さんが、オーバーヒートで始動不能となったスズキ・ジムニーの相関コンプレッション波形を送ってくれました。
相関コンプレッション
波形の長さがもう少し欲しいところなのですが、これを見て、一応私なりの見解を佐藤さんに伝えました。

オーバーヒートでの始動不能なので、凡その検討はつくかと思いますが、さてぇ、みなさんは、どのようにお考えでしょうか?

ええ~ 浅田 純一 でした。

おだてられて

私はおだてられると直ぐ木に登るブタのような性格なので、昨日、ずっと神様と崇め奉る「いたかめ和尚様」にお褒めいただいたことでエエ気になって、わにまろに「わたくしめのブログでございますよ!」とグチグチ言われながらも、また整備記事を書きます。どちらかと言うとトラブルシューティングのカテゴリかも知れません。

トヨタ・カローラ(NZE121)平成18年式・走行87000kmの、60km/hそこらで走っていても何ら問題はないが、信号手前で止まろうとすると回転数が下がりエンストするような気がすることと、ガレージに収めようとする時にアクセルタッチが悪く、グッと飛び出すような感じがして怖いので診て欲しいというものです。

早速、イグニッションアナライザによる点火波形の点検を行いましたが、特に回転数低下につながるような要素はありませんでした。*白金プラグが入っていましたが、走行距離を考えて処置後に交換しました*

自動車整備に詳しいみなさんなら、それは吸気系統の汚損やろとお考えでしょう。一応、電子スロットルです。早速、その辺の診断をuScopeを使って行いました。
整備前1
これまで何度も登場していますエア・フロー・メータの波形です。アクセルを一気に踏み込み、急に放したいつもの波形ですが、赤枠□部分に幾つかの変動があることをご覧いただけるとおもいます。

次に、ユーザーが言われるような状況を作り、取り込んだ波形です。
整備前2
2000回転くらいを保持し、アクセルを放すと、同様に赤枠□部分に変動が見られます。この変動に同期してエンジンがブルブルと震え出し、暫くすると元に戻るというような具合です。アクセルを軽くふかしても、息つきを起こしたような感じです。

そこで、当然にみなさんがされるような処置をしますと、先ほどとは違った波形が現れました。
整備後1
桃色枠□には明らかな違いがありますね。
整備後2
低速後のアクセルOFFでも上下の小さな変動がなく、滑らかに、直線的に降下している様子が見えます。エンジンの震えはなくなり、アクセルタッチも新車か!と思うほど(ウソです、誇張しました)に変化しました。

バキュームゲージの数値も入庫時-490mmHgだったものが、整備後-510mmHgに変わりました(いずれもアイドリング時)。レーシング時は前後変わらず-560mmHgでしたので、ユーザーへの問診とも合致しますね。

このように、吸気系統のトラブルに非常に有用な診断方法ですので、試してみてくださいねぇ。

authorized by 浅田 純一

お問い合わせについて

極々少数の身内で、今、人気沸騰中の”相関コンプレッション”ですが、uScopeを使っている方達から、どうやったら取り込めるのか?という問い合わせがありますので、その設定方法を掲載します。

上↑下↓ボタンで数値変換、左←右→ボタンで最下段のカテゴリ変換、OKボタンでの画面表示など、基本操作は通常と変わりありません。プローブは電流測定用クランプを使用します。クランプは大きめなので、国産車の狭いエンジンルームではスタータケーブルに挟むことが難しいと考えられますから、バッテリのアースケーブルに挟めばいいですね。

まず初めにプリセットPrstを押し、次に出るアンペアampにあわせます。そこでOKボタンを長押しすると、右上端っこの文字(L CRNK-AMP)がグリーンに変わります。OKボタンをはなすと参考波形(リファレンス)が紫色で現れます。uScope_202005061329037b8.jpg

ここで再度、OKボタンを押しPrstにし、OKします。すると最下段の Ref Show がONになっているので、左右ボタンでOFFにします。OFFすると、参考波形は画面から消えます。同期はSINGにあわせてください。たぶん、そう設定されていると思いますが。

これで終了です。あとは数秒クランキングすれば、勝手に波形が現れます。終わると勝手にHOLDされますから、本当に楽です。

時間と電圧は、いつものようにボタンで動かせます。
クランプは、60Aでやりました。

相関コンプレッション
佐藤さんのお話では、”相関コンプレッション”と検索すると、須藤さんのアップされた動画と私の記事が最初に出てくるとのことです。もっと沢山の整備工場で広く使われるようになればいいですね。是非一度、試してください。

authorized by 浅田 純一

外車にも

私の住む松原市ではあまり、と言うよりもほとんど見かけることのないジャガーXJ8のエンジン不調です。こちらも福島県の佐藤さんからいただいた情報を元に、トラブルシューティングの経過を書いてみたいと思います。
ジャガー
佐藤さんもかなりご苦労された事例です。それもこれも・・・ねぇ、佐藤さん。

始動時にエンジンが震え加速時にも力不足を感じ、しかもエンジンチェックランプも点灯というものでした。スキャンツールでの診断では、左右両バンク・リーン異常というコードが検出されたようです。

実は、このジャガーは佐藤さんの知り合いからの問い合わせで、エア・フロー・メータを新品で交換したにも関わらず症状に改善が見られないので、一度診てくれないかという依頼で、佐藤さんが関わることになったものです。
ジャガーエンジン
まずはイグニションアナライザによる点火波形の診断をされました。アイドリングでは、特に点火系統に問題があるというものではなかったようです。本当は、ここでレーシング時の点火波形を診ていただくほうが良いですね。加速時に問題があれば、同じようにその状況をつくらなければなりませんが、電子スロットルだと一人では見難いですね。

話は変わりますが、このジャガーのエンジンを見るに、スパークプラグを外してコンプレッションを確認しようとすれば、かなりの労力が必要なことがわかります。オシロスコープによる相関コンプレッションの診断が有用ですね。

スキャンツールのデータには、左右バンク長期燃料トリムの補正は19.5%ですから、燃料が希薄気味であることは間違いないでしょう。
データモニタ
佐藤さんは、あちらこちらのブログを読んだり、知り合いに相談したりと、かなり迷走されていた様子です。当然のこと、須藤さんや私にも問い合わせがありました、彼の有名な、いたかめさんにも。一同揃って言ったことは、「そらエアフロやで」というものでしたが、エア・フロー・メータは既に新品に交換されていました。

三月の中旬に、私が堺の仁徳御陵前駐車場に車を止めて、掲揚された大きな日の丸に敬礼していた丁度その時、偶然に佐藤さんからお電話をいただきましたが、その交換したエア・フロー・メータの出所を尋ねたことを覚えています。何やら外車社外部品を専門に扱う、何ちゃら何ちゃらみたいなネット業者のような所であったはずです。結果的に、そのエアフロが不良品でした(エエ車乗るのに、金をケチるなよ~ぅ)。
エアフロメータ
上の写真がその不良エア・フロー・メータですが、オレンジ枠で囲んだところには、通常、メーカーや品番が入っているのですが、何ですか?これは?(河童の皿かっ!!)

佐藤さんが調べられたところ、このジャガーには元々DENSOのエア・フロー・メータが取り付けられており、代車のカローラと同じものだそうで、試しに交換されたところ、ウソのように症状は無くなったとのことです。
エアフロ異常波形
上が、その不良部品の波形です。エア・フロー・メータの正常波形(下)と比べても、どれほどにオカシナ波形であるかは一目瞭然ですね。
正常波形
今回、このトラブル解決に手こずられたのは、まず部品が新品に交換されていたことで、「まさか、新しい部品やのに大丈夫やろう」ということで、そこの点検をごく簡単にしてしまったこと、そして、例のリーン異常でOセンサのマジックにはまってしまったことが上げられます。

左右両バンクのOセンサが一度にやられてしまうことは、無いとは言えないものの考え難いことですね。それに、エアフロの信号波形がどういったものかをuScopeを使った記事にしたのが3月29日でしたから、もっと早く書いておけば、佐藤さんももっと楽に診断していただけたのにと悔やんでいます。

外注を除き、弊社に直接入庫される自動車は国産車が99%ですので、外車の診断をする機会は少ないほうですが、オシロスコープによる診断に大きな違いはないことがよく解ります。スキャンツールの対応が可能かどうかという大きな問題はありますが、これまでにカングーの故障診断を行い、専門のディーラーでも直らなかったユーザーの不満を解消出来ている例なども掲載しています<分類:点火波形>。

もっともっと外車の入庫数が増えれば・・・、とは思います・・・が~。診て欲しいという電話での問い合わせが増えてはいますが、大阪には大阪なりの色々な事情がございましてね、わたくしめは考えあぐねているところでございます。

     わにまろモノクロ
  (オッサン、真似するな!)。

authorized by 浅田 純一



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